●ご案内
茶の湯の五感は、茶事の流れを汲みながら、己の精神・肉体の感覚の本性を見つめる茶会です。
茶の湯を文化としてだけでなく、インスタレーションとして、空間芸術として、体感して頂く会です。
流派も経験も、何も問いません。
今一度、己の中に立ち返りたい方、他者の存在を感じたい方。
皆様のご参加をお待ち申し上げます。
●主旨説明
茶の湯の五感は「茶事」の形式を踏まえて進行する茶会です。
過去に四回開催し、すべての回で満席を頂く好評を頂きました。昨年は70名を超え、ご参加頂いた皆様に改めて御礼申し上げます。
この会は、流派や団体のしきたりから離れ、多くの人と茶の原点を見つめたいという思いから立ち上げた茶会です。
自分以外の誰かに躰と心を委ね、思いのままにひとときを過ごし、帰る頃には新たな何かが身に宿る。
それは、茶という現実的な作用を持つものがあって初めて成される体感だと思っております。
世界でも日本にしかない、稀有な体感のひとつです。
今回は、「存在」をテーマにしております。
昨今の茶の湯は、亭主と客人の関係性よりも、茶会の形式や道具組にこだわり、形骸化されている部分も多々見られるようになりました。
今回の茶事の中で、亭主の存在、客人の存在を鑑み、互いにどのような関係性を構築すれば、一服の茶を喫することができるのかを、一連の茶事の形式の中で体感して頂く内容となっております。
視覚的には、亭主は最初から最後まで登場しません。しかしながら、不在ではありません。
亭主はいついかなるときも、その空間に存在し、皆様をもてなします。
実験的な部分も多くあるかと思いますが、過去の茶人たちの挑戦の心を忘れずに、一座建立のその瞬間を皆様と共に迎えたいと思います。
何卒、宜しくお願い申し上げます。
武井 宗道
※随時ディスカッションを更新しております。より具体的な詳細を知りたい方はこちらをご確認ください
●流れ
・開催前
巻紙(ご希望の方へ、巻紙のご案内をお送りします)
・開催当日
寄付(待合にて客人同士顔合わせ)
↓
初入(茶室にて炭、香、料理、酒など)
↓
中立(待合にて心身を整える)
↓
後入(茶室にて濃茶、薄茶)
↓
寄付(帰宅の準備) 終了
※椅子席のご用意もあります。長時間の会ですので無理せずご利用ください。
●日時
4月
30日
5月
1日
2日
3日
4日
5日
6日
7日
各 定員5名(4名様以上で貸切のお席も可能です)
昼の部 12時〜15時(15分前開場)
夜の部 17時〜20時(15分前開場)
●場所
清洲寮 茶室
〒135-0021 東京都江東区白河1−3−13
※部屋番号は、参加者の方へお知らせ致します。
※清洲寮は築90年の建物で、東京では最も古い集合住宅のひとつと言われております。現在も多くの方がお住まいです。入場の際はお静かに願います。
●参加費
一万円五千円
※キャンセルは開催二日前を過ぎると100%頂戴致します。
●持ち物・服装
持ち物、経験一切不要。
服装は平服でもけっこうです。
●参加方法
●過去の様子
2018年
2018年 ゆらぎのめぐり
2019年 春の逍遥
2022年 内観
●空間構成
・武井 宗道
武家茶道宗家に内弟子入り。卒業、宗道の号を頂く。2014年、流派より独立。
現在、各地で流派に依らない茶事、茶会を催す。
これまでの活動場所として、目黒雅叙園、鎌倉円覚寺、陽岳寺、佐原町屋、IKI-BA、246COMMON、三越伊勢丹、学習院生涯学習センターなどがある。
現在は株式会社TeaRoomの稽古、茶会を担当し、また築90年の清洲寮に炉を切って活動中。
・土屋由貴
映像作家
東京在住。
フリーの映像制作の傍ら作家・アーティストとして作品発表を続ける。
美大生の頃より絵画的な表現の映像作品の制作を始め、
映像の展示方法や空間についても既存の手法にとらわれない方法を探求している。
グループ展・個展多数。2018年より茶会においての映像掛軸制作を始める。
[Webサイト]
・秋本純一
1979 年 東京都生まれ。
2000年 武蔵野調理師専門学校卒業後、銀座【マキシム・ド・パリ】のコックとして
入社しフランス料理の基礎を身につけたあと、数々のレストランやカフェで
メニュー開発やホール接客、新規開業準備などに携わり飲食店のマネージメントスキルを学ぶ。
2013年 株式会社福寿園に入社し、東京駅八重洲口グランルーフに同社直営の
【ふれんち茶懐石 京都 福寿園茶寮】の開業準備に携わり、翌年、料理長に就任。
2020年 同社退職後、【FRSコンサルティング】代表として独立。
トック・ブランシュ国際倶楽部 正会員
一般社団法人日本フードビジネスコンサルタント協会 理事
・三窪笑り子
Tea Knot 代表。1992年 大阪府堺市出身。幼少より茶道を始める。 学校法人裏千家学園茶道専門学校 卒業。さかい利晶の杜立ち上げに参加、茶の湯関連の責任者を務める。同年に京都市北区 陶々舎にて茶道教室を開く。
2020年に「茶で人を結ぶ」をコンセプトとしたTea Knotを創業。茶の湯を媒体とし、様々な人・国・地域にまつわる一会を開いている。
これまでの活動として、第8回上賀茂アートプロジェクト 席主、公益財団法人 有斐斎弘道館 十周年記念月釜亭主、イギリスの語学学校にて茶道ワークショップ、茶道資料館副館長との共同茶会 など。
●ご質問お問合せはこちらへ
sotocha.office@gmail.com